子どもの頃から凝り性の私は、高校生までテツでした。
小学校の頃は、学校から帰ってくれば、時刻表を片手に、
架空の旅を楽しんでいるような子どもでした。
電車が大好きな私を喜ばせたいと、
祖父も父も、私を色々な所に連れていってくれました。
一番遠いところでは、名古屋です。
祖父と二人きりで宿泊は無理だと思ったのでしょうか、
名古屋まで新幹線で行って、駅構内で食事をし、
そのまま新幹線で東京に戻る。
こんな旅? もしました。
山手線は、数えきれないほど乗せてもらいました。
休日は、父とよく山手線一週をしたものです。
私は、外の風景をずっと見ていたいのに、
父は、中吊り広告を指さし、読めというのです。
折角だから、字の勉強もさせたかったのでしょう。
未だに電車に乗ると、中吊り広告を読む癖までついています。
そんな想い出深い中吊り広告がなるなるかもしれないのです。
山手線新型車両「E235系」は、
中吊り広告が消え、変わりに液晶パネルにという案が出ています。
テツ的には、山手線新型車両の外見は、
とても魅力的なのですが、中吊り広告のない山手線は?
中吊りを残すか完全にやめてしまうか、
試行運転の中で、
乗客や広告関係者の意見も聞いて考えたいとのことですが、
山手線新型車両、ぜひ、中吊り広告を残して欲しいものてす。