ファイヤーキング

ファイヤーキングについて一考察。
ファイヤーキングはアメリカの耐熱ガラスメーカーが製造した耐熱食器だ。
アメリカ的な合理主義が生んだ食器ではあるが、結果的に熱に強い強度を
保つために厚く作られている。
食器は薄い方が人気はあるし、ガラス職人の腕も必要になる、価格も高い。
だが、ボッテッとしたファイヤーキングマグカップの厚みが逆に人気だ。
これは怪我の功名というか、棚からぼた餅というか、そもそもかっこいいとか
デザインが・・・ということで作られてはいないのだが、スタイルが人気だ。
このスタイルに私も魅了されてしまった。
こればでは骨董品屋を廻り、瀬戸や織部などを片っ端から買い捲ったが、
その熱も冷めるほど夢中になってしまった。
アメリカンアンティークは人形ではなく、合理主義が生んだ「商品」にこそ
スポットが当たるのかもしれない。

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